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施設辛評

vol.02「ジャンボクラブ三方五湖」

かつてレインボークラブの事務局を担当していた時、そう、このコーナー「施設辛評」の名付け親でもあります私が、ジャンボクラブとの契約に当たり最初に施設見学(体験宿泊)に訪れたのが若狭湾に近い三方五湖の施設であった。あれから20年近く経過した。今回はプライベート旅行ではあるが当時の記憶との比較も楽しみに里帰りの心境で訪れてみた。

私は現在、名古屋の事務所に勤務しているため、今回はここ名古屋から2泊3日のドライブで若狭湾界隈を訪れた際に宿泊した。当時から20年経過した施設はどのように変わっているのだろうか。名古屋から天の橋立方面にドライブした2日目の宿として到着したときは午後6時を過ぎていた。既に闇と化した宿の周辺には目印となる灯りがまったくなく門前を通り過ぎてから「あっジャンボだ!」あわてて引き返しての到着。ちょっと目印が小さいですぞ。利用者にはもうちょっと詳しい地図が必要かも。すでに私たち以外の宿泊客は食堂に集まり晩餐タイムの真っ最中。

施設は3階建てのシンプルで小ぢんまりとした造りではあるが、翌日、湖上の遊覧船から見た全景はこの三方五湖ではトップクラスの存在をみせている施設である。今回、利用した部屋は和室で10畳+αという、これといって特徴のない部屋であったが前日に女性に人気という天の橋立のプチホテルに泊まったため、こうした落ち着けるシンプルな造りは私的にはホッとして好きである。

ここの施設の売りは施設の豪華さというより全室レイクビューならぬレイクフロントの部屋からの景観。しかしその景観は既に闇の中であるため翌朝までお預け。それならばと早速、荷物の整理を済ませて食堂へと向かう。それでは施設辛評のはじまり、はじまり。

施設概要

3階建、総部屋数20室で、和室と和洋室という造り。写真を見ていただければわかるようにどの部屋からも三方五湖(久々子湖)が堪能できる。またレストランも湖に面しており、隣接したガーデンプールとともにリゾートの景観。夏は家族連れの方々が安心して水遊びが楽しめる造りだ。なお各部屋には風呂がなく大浴場を利用することになるが、大浴場には露天風呂とサウナが併設されている。

食事

食事は和食が基本であるが、朝食などは事前にお願いしておけば洋食に変更してもらえるとの案内があった。希望者はチェックイン時にフロントで確認しておくとよい。食事は旅行における最大の楽しみ。特にジャンボクラブは食事の良さとボリュームを自慢にしている施設が多いため、同行した妻は生き生きとした表情に変えてレストランへと向かった。今回の食事は和の会席料理で「若狭幸会席」コースとあった。お品書きの写真を参考にしてイメージを膨らまして下さい。料理はどれも美味しく、このお品書きを見ながら次の料理を楽しみに一品ずつ堪能したのだがハズレなしの料理であった。大満足!でもあと少し時期を遅らすと蟹中心のメニューになったようで、ちょっと残念。地元の旬の素材を堪能するには上手に時期を選びましょう。

付帯施設等

かつて訪れたときは、大浴場から三方五湖が一望できたのであるが、残念ながらその景観は無くなっていた。それに代わって露天風呂が出来ていたのである。景色は部屋から堪能し、大浴場では露天風呂を楽しむ、まっ、この方がお客様のニーズに応えていますよね。露天風呂とサウナ、宿泊客が少ないので時間帯を選ぶと貸し切り状態に。気持ちよかぁ~!

この他にはお酒の飲めるカラオケバーみたいなものもあるが、家族連れの方がロビーに置かれていたゴルフのパター練習道具に興じていたのがアットホームで微笑ましかった。お金をかけた有料の豪華な遊具よりこうした身近な道具を使用して家族で気軽に楽しむ方がよい旅の思い出になるのではないだろうか。(温泉旅館の卓球って感じ?)

接客対応その他

施設で働く方々の対応はどなたも気持ちがよくて明るい。レストランでは応援の高校生アルバイトであろう、普段はちょっと悪そうなヤツ?が「牡蠣のかぶら蒸しでございます。」と似合わない?(失礼)セリフを口にしながら慎重に料理を運んでくれていたのが楽しく「がんばれよ」と声を掛けたくなった。どれをとってもアットホームな、ほのぼのとした雰囲気の溢れる施設である。なお、ジャンボクラブでは夕食の時間を利用して各部屋の布団敷きをしてくれる。

総合評価

20年前に初めて訪れたときも同じ印象であったが、これといって特徴のない施設である。しかし帰るときには「また来てもいいね」という会話が出てくる、そんな居心地のよい施設というか宿である。20年という時の経過が心配であったが、露天風呂を追加したぐらいの変化しかないものの、施設全体は老朽化した印象も与えず安心して宿泊できる施設であった。特に今回はキャンペーン料金での宿泊であったため、割安感もあり満足してチェックアウト~!

なお、宿のフロントに置いてあった各種の割引券は要チェック!観光船から有料道路であるレインボーラインの半額割引まであり翌日のドライブに助かりました。

参考情報

若狭湾界隈にはジャンボクラブの施設が3つあるが、フロント係の話によると「城崎」「天の橋立」三方五湖」の順に満員になっていくとのこと。これって蟹に関係あるような気もしますね。

観光案内

東京にいたときは若狭湾方面のドライブなど考えもしなかったが、名古屋からだと名阪、北陸といった高速道路を利用すると「こんなに近いの?」という便利なドライブコースであった。ただし、今回は天の橋立から伊根町まで足を伸ばしての若狭湾巡りをしたのだが、若狭湾に面した道路は意外と距離があるため余裕を持った計画を立てた方がよい。

また、伊根町に向かう際に大型のリゾートマンションを多数見かけた。最初はなぜこのような場所に?と思ったのだが、関西からとても近いリゾート地であり、季節にもよるのであろうが入り江になっている宮津湾は風光明媚で素晴らしい。(日本三景のとなりですからね。)裏日本なんて言い方、この景観を観ると言わなくなりますよ。関東の方も鉄道とレンタカーを組み合わせた旅行地として貴方の「お気に入り」に登録しておいて下さい。

最後に参考までに今回の名古屋からのドライブルートをご紹介しておきます。ハッキリ言ってお勧めコースです。ただし約600㎞の長旅でしたので覚悟して走られよ!

名古屋(小牧IC)→名阪・北陸高速(敦賀IC)→R22で天の橋立(泊)→伊根町→舞鶴(引揚げ記念館)→三方五湖(泊)→琵琶湖(余呉湖)→長浜(夕日を堪能)→北陸・名阪高速(小牧IC)名古屋へ

調査日
平成19年11月3日
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