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施設辛評

vol.03「ダイヤモンド 片山津温泉ソサエティ」

田んぼの中に

曹洞宗大本山永平寺に詣でてから一般道を片山津温泉ソサエティに向かいました。途中はナビ任せですので、何処を通っているのか皆目分からずにボロ車を運転していると、中谷宇吉郎の墓という案内板に出会いました。こういうことがあるのも一般道を走る楽しみのひとつです。

そうこうしているうちに、いきなり田んぼの中に何やら立派な建物が出現しました。これが本日の宿ダイヤモンド片山津温泉ソサエティです。外観は高級リゾートホテルです。後で従業員に訊ねますと築20年ですが、数年前にリニューアルしたとのことでした。

清潔な部屋

ロビーは豪華とは言わぬまでもかなりお洒落です。私の部屋は202号室の北向きの部屋ですが、100~200mの雑草地の向こうに北山潟が、そして左手には片山津の温泉街が望めます。眺望の点では南向きの部屋よりこちらがお薦めです。

部屋の広さは15畳程。他に洗面所とトイレがついています。部屋の中はツインベッド、応接セットとデスクがあり、いかにもリゾートホテルといった雰囲気です。家具、絨毯、壁紙、カーテンなども綺麗で、気持ちのよい部屋です。

温泉ではないものの

部屋に風呂は無く、1階の大浴場を利用します。温泉ではなく、従業員の言に拠れば「冷泉を沸かしている」。しかし、普通の湯船の他に気泡浴、打たせ湯、寝湯、冷水浴、サウナ、ボディシャワー、そして露天風呂があります。何しろ広い大浴場にそのときの利用者は僅か9人でしたので、ゆったりと長湯をして十分に楽しみました。この大浴場は24時間利用できます。

また、ホールにはマッサージチェアーが4台置かれています。

食 事

この施設は、素泊まりが基本なのですが、何しろ田んぼの中で、しかも温泉街からはかなり離れていますので、施設の中のレストランを利用することとしました。チェックインの時に夕食を選択します。メニューを一見するとかなりよい値段と思いましたが、他の(別な経営主体の)同様なリゾートホテルでもほぼこのような値段設定であったことを思い出しました。最も人気があるという説明を鵜呑みにして、私は上(高価な方)から4番目の「お造り御膳」(サービス料込みで約5,500円)を注文しました。因みに、最も高額なコース料理は約9,000円、安価な方は約4,400円です。お子様用として別コースも用意されています。「お造り御膳」はその名の通り海鮮5種盛りをメインとした和食ですが,その中で私にとって珍しかったのは「鰻の冷し茶そば」と「鱧柳川鍋」でした。とりわけ「鱧柳川鍋」は、このような料理があることすら知りませんでした。夕食は5時30分から、朝食は7時からとなっています。

朝食は「洋朝食」(サービス料込みで約1,600円)を注文しました。その他「和朝食」、「粥朝食」もあり、いずれも「洋朝食」より200円程高くなっています。他に千円程度のモーニングセットもあります。「洋朝食」の内容は、パン、サラダ、オムレツの載ったお皿、ジュース、コーヒー或いは紅茶となっていました。パンとコーヒー或いは紅茶はおかわり自由です。夕食は値段相応と思いましたが、朝食は残念ながら全く期待外れでした。

オプション

2人程度ゴルフバッグを担いでいる客を見掛けました。ゴルフパックと称して平日15,000~20,000円でツアー客を募集していました。その他にも、1万円以上掛かりますが日帰りのオプショナルツアーが用意されています。この時季ですと越中八尾の「風の盆」ツアーが16,000円程です。

贅沢するならば

各種アロマメニューが用意されています。フルコースだと60~90分で12,000~13,000円程度は覚悟する必要がありそうです。そこまでは無理として、もっと安直に楽しむのであれば施設内にカラオケルームがあります。

アクセス

JR大聖寺線加賀温泉駅との間で送迎バスが用意されています。所要時間は約10分です。

調査日
平成19年8月29日
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